5分でコピー用紙包装紙からブックカバーを作る


ずいぶん前になりますが、書店でアルバイトをしていたとき、ブックカバーを折らない状態の紙のまま入れてほしいというお客様がいらっしゃいました。私もブックカバーはちゃんと折れていないと気が済まない性格なので、非常に共感したのを覚えています。激しく雑なブックカバーだとちょっと残念ですよね。

ブックカバーだけもらいに行くのはちょっと抵抗があるので、今回は身近にあるもの、コピー用紙の包装紙でブックカバーを作ってみようと思います。以下の理由からコピー用紙の包装紙を選択しました。

・A4サイズより大きく、文庫からハードカバーまで対応可、たいていの書籍は包める。
・裏面はツルツルしていて(微)耐水性があり、紙の厚さも耐久性ばっちり。
・白地もあるが茶色の包装紙は使い込むほど渋くなりGood!
・ブックカバーと書籍の大きさのピッタリ具合を自分で決められる。
・広告などと違い、コピー用紙の包装紙の裏側は基本的に無地。
・不要になっても燃えるゴミに出すだけでOK。

だらだらと書き連ねましたが、早速作り方に行きましょう。すぐできます。

・A4用紙が入っていたコピー用紙包装紙を用意する。

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・のり付けされていた部分を広げ、一枚の紙にします。

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・のりの着いていた部分や”折り”が強く残っている部分をはさみで切り取ります。(あとで調整可能なのでおおざっぱでOK)

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・半分に折ります。この際、包装紙の裏側を表にしてください。

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・また開き、本を先ほど折り目を付けた中心部に置き、片側を折り込みます。

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・今度は反対側です。

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・折り目が付いたら、再度開いて縦を調整します。ハードカバーの場合、厚みを考慮しないと後で入らなくなります。気持ち余裕を持って折り線を付けましょう。図の緑円ようにさきほど折り目を付けた線を目印にするとまっすぐ折れます。

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さあ、早速付けてみましょう。どうですか?やっぱり地味ですかね・・・。ちなみに料理本などで「ムック」と分類される書籍がありますが、ムックの由来は雑誌の「マガジン」+書籍の「ブック」を足しあわせた造語なんです。さらに小さな本屋さんの場合、店長の趣味や思考が強く反映されることがあります。料理ムックが充実している本屋さんであれば、おそらく料理に興味を持つ店長さんがきっといらっしゃると思いますよ。

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