最近よくかかってきているそうです。『おいしいカニ、お届けします』という電話。先日、我が家にもこの類の電話があり、母が対応しました。短い対応ですが、防犯の参考になればと思い、書いておきます。
カニ関連の詐欺は以下のように報道されています。
電話勧誘販売：「代引きでカニ、送るから…」ご用心！！ ／長野
「カニ、送るから」と言って電話を切られたり、しつこく購入を迫られたりするなど、カニの電話勧誘販売に関する相談が県の消費生活センターに相次いでいることが分かった。０６年度に４件だった相談が、０７年度には２６件に急増。４月以降も既に数件の相談が寄せられているという。
県によると、県内の７０歳代女性が電話で勧誘を受け、一方的にまくしたてられた上に「代引きでカニを送るから」と電話を切られた。また、８０歳代女性は「カニを買わないか」としつこく勧誘され、根負けして承諾したところ、値段の割に貧弱な商品が送られてきたという。
カニなどの食品は一定期間内に契約を解除できる「クーリングオフ」制度の適用外。しかし、承諾の意思表示をしていなければ、代金の支払い義務はない。県では「契約は慎重に判断を。トラブルに巻き込まれたら消費者センターの相談窓口に相談してほしい」と注意を呼びかけている。【神崎修一】
毎日新聞 2008年5月23日 地方版
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時間・場所：平日昼間、自宅電話。
カニ坊主：若い女性の声、ハキハキ受け答え、考えるスキを与えない口調。
母：怪しい電話はすぐ切るタイプ。電話勧誘耐性あり。
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カニ坊主：『おいしいカニはいかがでしょうか。今ならお安くしておきますよ。』
母：『あらあら、でもね、通販で買ったばかりのカニがいっぱいなのよ。』
カニ坊主：『カニ鍋でもしたらすぐ食べ終わってしまいますから、どうですか？』
母：『来客中ですので。結構です。』
カニ坊主：『いや、そこを何とか。今ならお安くしておきますから。』
母：『ガチャ！』
『この暑い時期にカニ』『通販で買った冷蔵庫にいっぱいのカニ』など、双方なかなか考えさせられる電話でした。報道でなされている通りの内容です。ガチャ切りに抵抗感のない母も、まくし立てられる営業トークに切るタイミングがつかめず、すこし困ったようです。
怪しいと感じた電話は『来客中ですので』とすぐ切る。切れなさそうなら、冷静さを失う前に、誰かに代わってもらい切ってもらいましょう。