GPSロガーM241を使って、PCの時刻を補正する。

この前購入したM241は、GPSロガーということで『位置測定』をメインとして使ってきました。GPS衛星には原子時計が搭載されており、この時間を元に衛星から発せられる時間の差を使って位置の測位が行われます。

ロガーに表示される時計は衛星からのもので、非常に正確です。ならばPCとUSB接続した際に、PCの時刻も補正するような仕組みはないのでしょうか。今回はGPSロガーをPC上で活用する『NMEA monitor for windows』を見てみます。

■まず、以下ページから『NMEA monitor for windows』をダウンロードし、起動します。

*NMEA monitor for windows,WiFFF2ns1,NMEA2KMZ,NMEAジェネレータ,MtkDLut
http://homepage2.nifty.com/k8/gps/indexj.htm#001

■M-241の場合、すでにログデータの吸い出しなどでセットアップが済んでいれば、初回起動時に機種名、補正秒数、シリアルポートを設定するだけで設定完了です。

■設定後以下のような画面が表示されます。真ん中にある図は現在補足している衛星の状態を示しています。ガーミン社製のハンディGPSもこんな風な表示が出ていると思います。

■PCの時刻はどのくらいずれているのでしょうか。
『ツール』→『PCとの時刻差』を選択します。

■PCの時刻とGPS衛星から受信される時刻の差が出ています。
NTPで補正をかけていても、一日経つと結構ずれてしまうものです。

■時刻の補正をしてみましょう。
『ツール』→『時刻同期』を選択します。
これでNTPサーバーや電波時計に負けないくらいの正確な時刻となりました。

*ちなみにM-241は『eneloopなど単三電池で動く』が強調されていますが、USBでPCと接続している場合には、電池を入れていなくともUSBから給電されます。ノートパソコンでリアルタイムに位置表示をしたいときなど、電池のことを気にすることなく使うことができます。

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