この前は、中国語混在のIME・ATOK用中国都市名辞書データを公開しました。
「どのように作成しているのか」という反響がありましたので、作成方法を公開します。
作成前に、辞書作成テンプレートをダウンロードしておいてください。
辞書作成テンプレート:makedic_ime.zip
【IME辞書を作る方法】
①まず、Sample.xlsを開いてください。A2セルから横に
「|はーや|哈呀|名詞|haaya|」となっています。②「読み」「単語」「分類」「コメント」の順に入力してください。
・読みにはその単語を日本語のひらがなで入力。
・単語には、中国語に切り替え、簡体字で入力。
・分類には、名詞と入力。
・コメントには何も入れなくても大丈夫です。作者名を入れてもいいかも。③辞書に登録したい単語を登録していきます。できあがったら、保存。ファイル名は適当でかまいません。保存後、Excelは閉じないでそのまま表示しておいてください。
④入力した、「読み」「単語」「分類」「コメント」下部分を選択&コピーします。
⑤Wordを起動して、「ファイル」→「開く」で
辞書作成キットの”sample_ime.txt”を選択。
*ファイルをクリックするとノートパッドが起動しますが、テキストエディタを使用すると、Unicodeが反映されず、「・」として表示されます。WordかUnicode編集可能なテキストエディタをお使いください。
*”ファイルの変換”と表示されることもありますが、”Unicode”を選んでください。⑥データを貼り付ける位置にカーソルを持って行き(ここでは”はーや”の行を選んでおく)
「編集」→「形式を選択して貼り付け」で、”Unicodeテキスト”を選び「OK」
!Microsoft IME Dictionary Tool
!Version:
!Format:WORDLIST→ はーや 哈呀 名詞
*”はーや”の部分は上書きしてしまってかまいません。⑦貼り付けたら、「ファイル」→「ファイル名を指定して保存」
ファイル名(辞書名)をつけて保存してください。
保存の際、「エンコードされたテキストにはスタイルや図など~」とダイヤログが出ますが、そのまま「はい」をクリックしてください。
その後、”ファイルの変換”で「その他」の”Unicode”を選んだ状態で「OK」⑧できたファイルを早速使ってみましょう。IME辞書登録方法はこちらから。