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中国大気汚染度を見る

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 中国では痰を吐く光景をよく目にしますが、自国でそのようなことをしない多くの外国人観光客も、中国では痰を吐いてしまう原因があるようです。

 都市部ではセントラルヒーティングを使って各戸に温水を供給するのですが、その熱源として石炭が使われます。それが原因で空気中には石炭ススが舞い上がってしまうのです。そのためいつも外を歩いていると、口の中がジャリジャリするかんじと喉がいがらっぽくなってしまうんです。

 空気に関してはこんな小話を聞いたことがあります。日本では硫黄分の多い中東産原油を使うため、工場などでは比較的早くから脱硫設備の設置が義務づけられました。一方、中国で産出される原油は質が高く、硫黄分があまり含まれていないそうです。内需の少ないうちは国内産だけでまかなえたようですが、ここ数年の経済発展で、中東産原油も使われるようになり、そのため多くの企業で脱硫装置をつけることなく、処理されない汚染された煙がそのまま空気中に放出されてしまっているそうです。ちなみに中国にしばらく滞在すると鼻毛の伸びるスピードが速くなります。

中国気象局 中央気象台 天気質量予報
http://www.nmc.gov.cn/environment.html

12/30追記:「そのためいつも」、「工場などでは」の部分がわかりにくかったために、少々足しました。